TOP

>

パートナー

>

支援を超えて共に作る。企業×学生がうむ新しい価値【富士通株式会社】

支援を超えて共に作る。企業×学生がうむ新しい価値【富士通株式会社】

パートナー

2026/01/26

Hanabi 2025シーズン プラチナパートナーの富士通株式会社様と対談させていただきました。

自己紹介

ー こんにちは!Hanabi 3年 名和 真結美です。本日はよろしくお願いします。まずはお2人から自己紹介をお願いできますか?

鐘ヶ江:こんにちは、富士通株式会社 CEO室 DX Divisionの鐘ヶ江です。私の仕事は、富士通全体のDX(デジタル変革)を牽引することです。その中でも、私は「神山まるごと高専プロジェクト」を担当しており、学生のみなさんと社員が交流する場づくりを通じて、新しいカルチャーを生み出す活動を進めています。学生のみなさんが頑張る姿から、社員が学びや気づきを得られるーーそんな場をつくるのが、今の私の主な役割になります。

黒井:私は、総務本部のコミュニティ推進室でお仕事をしています。コミュニティ推進は簡単に話しますと、社会課題の解決を目指す団体や活動を支援するお仕事のことです。支援の方法は様々な形がありますが、私は特に寄付や協賛といった資金面のサポートを担当しています。ただ、「どこでも支援します」というわけではなく、社会課題に真剣に向き合っているか、そして富士通のマテリアリティ(会社として優先的に解決したい課題)に合っているかをしっかり確認します。そのうえで、一つひとつの案件について進めるべきかどうかを判断するルールを作るのが私の役割になります。

自信を持って働いていると宣言できる会社

ー 名和:ありがとうございます!続いて、お二人が富士通株式会社を選んだ理由や、実際に働いてみて感じる会社の魅力も是非お聞きしたいです。

黒井:私が富士通株式会社に入社したのは、もう20年以上前になりますね。
当時は「これがやりたい」という明確な理由があったわけではありませんが、IT業界の中でも国内で先進的な取り組みをしている企業に惹かれました。実際に働く中で、現実的な課題にも多く直面しましたが、それと同時に「本当に幅広いことを手がけている会社だ」という発見がありました。そうした経験を経て、自信を持って「富士通で働いています」と言える、魅力のある会社だと感じています。

鐘ヶ江:私は黒井さんとは違って文系出身でしたが、「新しいものをつくる」ということに惹かれて、珍しいケースかもしれませんが開発職を志望しました。入社後はサーバーなどのプロダクト部門で、ファームウェアエンジニアとして約10年間働きました。ところが、2020年頃からの全社変革の中で事業ポートフォリオも変化していき、次のキャリアを考えるきっかけとなりました。今は全社を俯瞰できるCEO室に異動し、日々新しい発見を得ています。さらに、現在はDXを通じて会社全体が変わろうとしており、その変革をエネルギッシュに牽引するリーダーたちの姿に強く刺激を受けています。
そうした姿を目にして、素直に尊敬の気持ちを抱きますし、「変革を恐れずに挑戦している富士通で働いていることは誇れることだ」と心から感じています。

「挑戦・信頼・共感」でつながる支援の理由

ー 付:私も名和も富士通奨学生として富士通と関わり始めて、もう3年目になるんですけど、本当に魅力がたくさんある会社だなって感じています。
何より、こうして実際に働いているお二人からこのようなお話を聞けるのが、一番その魅力を感じられる瞬間だと思います。
そんな富士通がHanabiを支援してくださることになった経緯って、どんな背景や理由があったんでしょうか?

黒井:私たちには「パーパス」と呼んでいる企業の存在意義があり、内容は「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にすること」というものです。そして、このパーパスを実現するために、富士通の社員一人ひとりが大切にしている価値観が「挑戦」「信頼」「共感」の3つです。
私はこの3つの価値観が、皆さんのHanabiでの活動ととても近い関係にあると感じ、応援させていただくことにしました。
例えば、ロボット製作は「挑戦」と「信頼」に近いです。挑戦という面では、課題や工夫に好奇心を持ち、失敗や経験から学びながら斬新なアイデアを生み出し、高い目標に挑み続けていること。信頼という面では、自律的に行動し、チームで共通のゴールに向かって協力している姿勢です。
次にアウトリーチ活動は「信頼」と「共感」に重なります。信頼の面では、倫理観と透明性を持って誠実に行動し、テクノロジーを活用して信頼ある社会づくりに貢献していること。共感の面では、社会課題に前向きに向き合い、その現状を学びながら解決に向けて行動していることです。
そして、資金調達は「挑戦」と「共感」に近いです。挑戦の面では、高い目標に向けて企業に直接プレゼンし、支援を得ようと行動していること。共感の面では、企業との間で共通の価値観を築き、その共感を支援につなげていることです。
こうして見ると、皆さんの活動はまさに富士通の価値観を体現していると感じます。そうした思いから支援させていただきました。

鐘ヶ江:私は普段から学生さんと接する機会が多く、その頑張っている姿をよく知っているので、「応援したい」という気持ちはとても自然に湧きました。一方で、皆さんを知らない社員たちからすると、「どんな活動なんだろう?」と思うはずで、不安もありました。幸い、役員をはじめ理解のある社員が多く「学生さんを応援しよう」とすぐに賛同してくれる組織だったので、私としてはとても安心しましたし、本当にありがたいと感じました。

パートナーシップによって生み出される相互成長

ー 付:支援の背景を伺って、その思いの深さがとても伝わりました。活動内容や価値観をこんなにも丁寧に見てくださっていたことに、本当に嬉しく思います。そうした想いを踏まえて、Hanabiを応援することで私たちにどんな成長を期待しているのか、また富士通にはどのような変化を望んでいるのかーーその両方についてお聞きしたいです。

鐘ヶ江:Hanabiに期待しているのは、「富士通にこうしてほしい」という方向性を示すことではなく、皆さん自身が挑戦し続けることです。そして、挑戦するからには、技術力や創造力をしっかりと身につけてほしいと思います。それは、ロボット製作や新たな課題解決への取り組みを通じて得られるものであり、同時にチームワークやコミュニケーション能力の向上にもつながると思います。
また、社員にも皆さんの挑戦から刺激を受けてほしいと思っています。失敗を恐れず挑み続ける姿、新しい技術を学び続ける姿勢を見て、「自分も頑張らなければ」と感じてもらえるような存在であってほしいです。学生が努力しているからこそ、大人も負けていられないーーそう思わせる力が、皆さんにはあると思います。困難を乗り越え、仲間と協力して目標を達成する経験は、学生にとってもかけがえのない財産になります。そして、その姿を見た大人も感化されます。そうした挑戦こそ、私たちが特に期待している部分です。

黒井:寄付という言葉は、本来リターンを求めない資金提供の形です。しかし、だからといって全く何も求めずに寄付しているわけではありません。先程、鐘ヶ江さんも話したように、社員にとって皆さんの活動が何かのきっかけになるーー例えば、日々のやる気の向上であったり、皆さんから得たヒントを自分の業務に生かすことだったり、そういった形でも良いと思います。また、仕事面だけでなく、最近よく言われる「ウェルビーイング」という観点でも影響があるはずです。私生活を含めた日常生活における満足感や、自分への自信といったものがプラスになるような存在ーーそうした影響を与える“インフルエンサー”のような存在になっていただけたら、それが一番良い形なのではないかと思います。

結果から学び、次に生かすこと

ー名和:お二人のお話を聞いて、学生と社員が互いに刺激し合いながら、それぞれの挑戦を続けていく関係性の大切さを改めて感じました。是非そのような関係性を築いていきたいです。挑戦を続けることに関してですが、私たちHanabiはこれまで2回大会に挑戦してきました。1回目は目標には届かなかったものの、ルーキーインスピレーションアワードをいただき、2回目は多くの学びを得られた一方で、大会で目立った成績は残せませんでした。
こうした経験を経て、時には次にどの方向へ進むべきか迷うこともあります。お二人はこれまで、思うようにいかなかった時や悔しい経験を、どのように乗り越え、周囲と刺激し合いながら挑戦を続けてきたのかーーぜひアドバイスをいただきたいです。

鐘ヶ江:そういう時は、その賞を取ったチームを研究してみるといいと思います。どうしてそのチームが評価されたのかを知ることはとても大事ですし、相手の強みや工夫を知れば、自分たちに足りない部分も見えてくるはずです。

黒井:企業でも同じで、良い製品を作れば必ず売れるわけではありません。
「なぜ売れているのか」を調査するマーケティングの視点が必要です。大会でも同じで、「優勝できるチームは何をしているのか」を調べることが重要だと思います。それと、結果が出なかったとしても、それで活動の価値がゼロになるわけではありません。大事なのはプロセスです。「こういうことをやってきた」と自信を持って言えるなら、結果はその時の状況にすぎません。残念な結果だったとしても、来年また挑戦すればいいんです。

鐘ヶ江:結果そのものよりも、「結果から何を学び、次にどう生かすか」が大切です。「努力したけど、相手はこの部分で勝っていた。だから次はこうする」と言えるなら、それは立派な成果です。失敗だと思う必要はありません。

ー 名和:ありがとうございます。賞や成績に届かなかったとしても、そこからどう分析し、次にどうつなげていくかが大事なんだと強く感じました。教えていただいた「相手を研究する」「自分たちとの違いを知る」という視点は、これからの活動でも意識していきたいと思います。そして、その過程で得た成長や気づきをしっかり形にして、次こそは結果につなげられるよう挑戦を続けます。本日は貴重なお時間とたくさんのヒントを、本当にありがとうございました。


インタビュー担当:名和、付
記事担当者:付


この記事は2025/09/17に投稿したHanabiのNoteのアーカイブと同じ内容になります。

この記事をシェア

Page Top

arrow_upward